お父さまの代に自宅で商売をしていたため、1階のほとんどが事務所やガレージ、倉庫で占められていたNさま邸。「LDKが狭くてとてもくつろげる雰囲気ではなく、水まわりへの動線も難あり。親戚が法事で集まる和室が2階で不便だったこともあり、活用できていなかったスペースを広々とした生活空間に変えたいと思って」と、1階を全面的にリフォームすることに。築約50年の建物をまずは耐震補強し、断熱。間取りをイチから見直し、広々としたLDKやそこに隣接するお母さまの部屋、使い勝手のいい水まわり、玄関から出入りしやすい和室などを実現した。「快適さ、安心感などすべてがいい感じ。リビングで家族みんながくつろげるようになりました」とお喜びのNさまです。
| 家族構成 | 夫婦＋子ども2人＋母 |
|---|---|
| 間取り | Before： 1LDK+事務所+倉庫+ガレージ → After： 2LDK |
| 築年数 | 49年 |
|---|---|
| リフォーム面積 | 305.57平米 |
| 工期 | 4ヶ月 |
Before
Before： 1LDK+事務所+倉庫+ガレージ
After
After： 2LDK
リビングだけで20畳を超える大空間。隣家からの視線は遮りながら採光を得られるよう、横長のスリット窓を設置して明るく。構造上必要な柱は床材と色を合わせて内装になじむように。リビングの一角に大容量のリビングクローゼットを設けているので、生活空間をいつもすっきりと保つことができます。
当初は、5年前にリフォームしていた既存の壁付けキッチンを再利用する予定だった。しかし、「ショールームを見に行ったら、このキッチンの色に一目ぼれしてしまって」と、お母さまの希望でオープンな対面式キッチンに変更しました。
リビングとゆるやかにつながるダイニングスペース。大きな掃き出し窓があるため、こちらも明るく開放的な空間になっています。
リビングにいるご家族の気配が伝わる位置に、お母さまの部屋を確保。20畳もの広さがあるので、寝るためのスペースだけでなく、マッサージチェアでくつろぎながらテレビを見て過ごすスペースもつくることができました。また、廊下を挟んだ向かい側がトイレなので、生活もしやすい空間になっています。
倉庫やガレージなどにたくさんの荷物を詰め込んでいたというNさま邸では、「必要な場所に必要な広さの収納を設ける」ことも重視。食品庫、リビングクローゼットのほか、洗面室につながるウォークインクローゼット、玄関の土間収納などを設置。使ったものをすぐにしまうことができるため、居室をすっきりと保つことができるようになりました。
洗面室には、衣類にアイロンをかけたりたたんだりできるカウンターを造作。この空間につながるように、ウォークインクローゼットを設置。衣類の着脱、洗濯、収納をスムーズにすることができます。
広い玄関にも収納をたっぷりと設けており、土間続きのシューズクローゼットは、靴だけでなくゴルフバッグなども余裕で置ける広さ。壁面に取り付けた姿見の裏は、鍵やハンコ、スリッパなどを置いておける収納になっています。
